おおはらえノことば(大祓詞)



  

祝詞を唱える行為はその詞の音の波長により、自他ともに、環境を整えることだと聞いたことがあります。代表的な祝詞「大祓詞」を現代かな表示にしました。大和言葉のもつ音そのものの味わっていただければ幸いです。祝詞はもともと神々が人間に宣る言葉であり、神々の言葉ば伝わってくるという解釈もあります。言霊の響きを感じ取り、罪、穢れが一掃される気分となるかもしれません。



たかまノはらに かむずまります すめらがむつ かむろぎかむろみの みこともちて やおよろずノかみたちを かむつどえにつどえたまい かむはかりにはかりたまいてあがすめみまノみことは とよあしはらノみずほノくにを やすくにとたいらけく しろしめせと ことよさしまつりき かくよさしまつりし くぬちに あらぶるかみたちをば かむとはしにとはしたまい かむはらいにはらいたまいて ことといしいわねきねたち くさのかきはをも ことやめてあめのいわくらはなち あめのやえぐもを いずの ちわきにちわきて あまくだし よさしまつりき かくよさしまつりし よものくになかと おおやまとひだかみノくにを やすくにとさだめまつりて したいついわねに みやばしらふとしきたて たかまノはらにちぎたかしりて すめみまノみことの みずのみあらか つかえまつりて あめのみかげ ひのみかげと かくりまして やすくにとたいらけく しろしめさん くぬちに なりいでん あめのますひとらが あやまちおかしけむ くさぐさのつみごとは あまつつみ くごともちて あまつかなぎを もとうちきり すえうちたちて ちくらのおきくらに おきたらわして あまつすがそを もとかりたち すえかりきりて やはりにとりさきて あまつのりとのふとのりとごとを のれ
かくのらばあまつかみは あめのいわとをおしひらきて あめのやえぐもを いずのちわきにちわきて きこしめさん くにつかみは たかやまのすえ ひきやまのすえに のぼりまして たかやまのいぼり ひきやまのいぼりをかきわけてきこしめさん かくきこしめしてば つみというつみはあらじと しなどのかぜの あめのやえぐもを ふきはなつことのごとく あしたのみぎり ゆうべのみぎりを あさかぜゆうかぜのふきはらうことのごとく おおつべにおるおおふねを へときはなち ともときはなちて おおうなばらにおしはなつことのごとく おちかたのしげきがもとを やきがまのとがまもちて うちはらうことのごとく のこるつみはあらじと はらえたまいきよめたまうことを たかやまのすえひきやまのすえより かくなだりにおちたぎつ はやかわのせにます せおりつひめというかみ おおうなばらにもちいでなん かくもちいでなば あらしおのしおのやおのやおじのやしおじのしおのやおあいにます はやあきつかみというかみ もちかかのみてん かくかかのみてば いぶきどにます いぶきどぬしというかみ ねノくにそこノくにに いぶきはなちてん かくいぶきはなちてば ねノくに そこノくににますはやさすらひめというかみ もちさすらいうしないてん かくさすらいうしないてば つみというつみはあらじと はらいたまえきよめたまうことを あまつかみくにつかみやおよろずのかみたちともにきこしめせともうす


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